2026.09.04
パーマをかけたあと、使っているシャンプーは変えたほうがいいですか?と聞かれることがあります。
結論から書くと、変えたほうが良い場合も多くあります。今まで使っていたシャンプーが、これから書いていくことに沿っていればそのままでも大丈夫です。読んでみて「ちょっと変えてみたほうが良いかな」と思われた方は、ぜひ一度変えてみてください。
知っている方も多いかもしれませんが、髪は濡れているときはとても弱い状態です。
濡れると髪は柔らかくなります。そして乾いているときより小さい力で、表面のキューティクルが削れたり剥がれたり、髪が伸びきったりします。
つまり、いちばん無防備なときに、毎日こすっているということです。
ここが厳しいところです。
肌と違って、髪には自分で治る力がありません。一度キューティクルが削れたり、内部の繊維が変わってしまったりすると、そのままです。
トリートメントは、手触りを整えたり扱いやすくしたりする役には立ちます。ただ、失われたものを作り直すわけではありません。
この話は縮毛矯正した髪に、パーマはかけられるかでも書いています。一度下がった弾力は戻らないので、そのときは伸ばして切っていくしかありません。
この2つを合わせると、シャンプーの役割が見えてきます。
そして毎日のことだからこそ、一回一回の積み重ねが重要です。月に1回のトリートメントより、毎日の30回のほうが、回数としては多い。
パーマをかけている髪は、すでに一度、内部の結合を組み替えています。そこからどれだけ負荷を与えずにいられるかで、カールの出方も、持ちも変わってきます。
成分表を読み込む必要はないと思っています。見ていただきたいのは、もっと単純なところです。
1回で劇的に変わるものではありません。1週間、1か月と続けたときに、手触りが落ちていないか。むしろ良くなっているか。そこを見極めてください。
シャンプーは洗浄する以上、実際の負荷はゼロではありません。ただ、ケアの部分にあたる成分がちゃんと効いていて、かつ洗浄が適切で必要以上の負荷がかからないシャンプーであれば、体感としては髪が良くなっているように感じられます。
使い始めだけ良くて、だんだん重くなる。あるいは、だんだんパサついてくる。そういうものは合っていない可能性があります。
逆に、使い続けるうちに、乾かしたあとの手触りが変わってきたと感じるなら、それはあなたの髪に合っているシャンプーと言えます。
ここは、はっきり分けて書きます。
一般には「パーマをかけた日はシャンプーしないほうがいい」と言われています。
ただ私は、軽く洗うくらいのほうがメリットがあると考えている派です。
理由は2つあります。薬剤の残りと、スタイリング剤が頭皮に残ることです。この2つを考えると、そのまま寝るより、軽く流したほうがいいと思っています。
サロンでも、施術のあとはしっかり流しています。それでも髪や頭皮に残るものはあるので、家で軽く洗っておくほうが安心だという考え方です。
これは私の見解です。担当の美容師さんから別の説明を受けているなら、そちらに従ってください。使っている薬剤によっても変わるところです。
よく聞かれます。
影響がまったくゼロとは言いません。洗うたびに、少しずつは変わっていきます。
ただ、洗って「取れた」と分かるほど変わる場合は、別の問題があります。
このどちらかだと考えています。通常は、シャンプーで取れたと分かるほどにはなりません。
「取れた」と感じたときの見分け方は、パーマが2〜3週間で取れたと感じたらに書いています。濡らすと出るなら、まだ残っていることもあります。
「サロン専売だからいい」で終わらせたくないので、思っているところを書きます。
成分の違いもあります。ただ、それより使用感が明らかに違います。洗っているときの手触り、流したあとの感じ、乾かしたあとの状態。ここは使えば分かります。
もうひとつあります。サロン専売品は、パーマやカラーをした髪に使われることを前提に作られています。だから、そうした処理の影響を抑える成分が入っています。
市販のものは、もっと幅広い人が使う前提です。そこの設計が違う、ということだと思います。
パーマ・カラーをしている髪に
使っていて感じるのは、パサつきの少なさと、重くないのにしっとりするところです。しっとり系のものは重くなりがちですが、これはそうなりません。
そして使い続けると、髪が良くなっているかのような手触りになります。さきほど書いた「だんだん良くなっている感覚があるか」という目安に、いちばん当てはまるものです。
シャンプー ¥6,600/トリートメント ¥7,700 税込・各500ml
取り扱うもの※ 1000mlのつめかえ用もあります(シャンプー ¥9,680/トリートメント ¥12,100)。
※ 考え方はどのメーカーのものでも同じです。いま使っているもので「だんだん良くなっている感覚があるか」を見てみてください。
朝の出し方は、ゆるんできたパーマを、朝いちばんで出しやすくする方法にまとめています。
スタイリング剤の選び方は、フォーム・バーム・オイルの選び方をどうぞ。役割が違うので、組み合わせて使うのが基本です。
細い髪の方は、細い髪・やわらかい髪のパーマも。前の晩の乾かし方が効きます。