2026.08.04
スタイリング剤の棚の前で、迷ったことはないでしょうか。フォーム、ムース、バーム、オイル、クリーム、ワックス。似たようなものが並んでいて、どれが自分に合うのか分からない。
選び方には、実はわりとはっきりした基準があります。髪質ではなく、なりたい仕上がりと質感で選ぶということです。
「私は硬毛だからこれ」ではなく、「今日はこういう質感にしたいからこれ」。この順番で考えると、迷いにくくなります。
まず、それぞれが何をするものなのかを整理します。ここさえ分かれば、あとは組み合わせるだけです。
フォームの役割はキープです。自然に固めて、形を崩れにくくします。カールを出したい、夕方まで持たせたい、というときの土台になります。
3つのなかで唯一、「形を保つ」ことを主な仕事にしているのがフォームです。
バームはしっとりとまとめるのが得意です。コテ巻き風のパーマなどで、艶とまとまりを出したいときに向きます。
ぱさついて広がる感じを落ち着かせたい、やわらかい印象にしたい。そういうときの選択肢です。
オイルの役割は艶と束感です。ウェットっぽい仕上がりの質感をつくりたいときに使います。
今日は濡れ感のあるスタイルにしたい、束をはっきり見せたい。そういう質感の話です。
役割が違うということは、やりたいことが複数あるなら、重ねて使えばいいということです。実際、サロンではそうしています。
たとえばこういう組み合わせです。
どちらもフォームが土台で、そこにオイルやバームで質感を足しています。順番も同じで、フォームが先、質感を足すものが後です。
スタイリングがうまくいかないとき、「もっといい商品を探さなきゃ」と考えがちですが、実際には役割を知って組み合わせるだけで、うまくいくことが多いです。1本ですべてをまかなおうとすると、どうしても無理が出てきます。
まとめると、こう考えると迷いにくくなります。
まずフォームを1本持っておいて、その日の気分でオイルかバームを足す。これが一番つぶしが効く持ち方だと思います。
パーマとくせ毛のためのスタイリングホイップ
フォームは「固まりすぎてパリパリになる」「ベタつく」というお声をいただくことのある道具でもあります。そこを抑えて、程よくキープしつつ艶のある束感が出るように作りました。無香料なので、上からオイルやバームを重ねても香りが喧嘩しません。
くわしく見る※ 考え方はどのメーカーのものでも同じです。お手持ちのフォームでも、この順番で試せます。
実際の使い方は、ゆるんできたパーマを朝いちばんで出しやすくする方法に手順を書いています。あわせてどうぞ。